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1993-11-30
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9KB
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291 lines
QA.exp V1.0L18
小西 国造
平成5年8月16日
QA.exp は、質問付きの .bat を TMENU 上から実行する
場合に、便利なツールです。
恥ずかしながらソースリストも付けてあります。
1 QA.expの紹介
1.1 QA.expについて
・名称 ~ QA.exp V1.0L18
・作者 ~ 小西 国造
・機能 ~ TMENU 上から質問付き .bat を実現させるためのツール
・種別 ~ フリーソフトウェア
1.2 動作環境について
・動作確認環境 ~ TownsOS V2.1L20 TownsMENU #1
・動作確認機種 ~ FMTOWNSIIcx20
・必要メモリ ~ 2MB以上
1.3 開発環境について
・C処理系 ~ HighC V1.7L10 #2
・エディタ ~ HEwin V1.01b #3
・コンソール ~ cons60.com #4
1.4 ファイルについて
qa.exp (QA 本体)
qa.doc (このファイルです)
qa.ggg
icnShift.bat (サンプル.bat 2.3 使用例の使い方参照)
qa.ini (応答ファイル例)
ソースリスト
1.5 使用条件について
使用条件は、ありません。自由に使っていただいてけっこうです。
ただし、本プログラムの使用によって生じた、いかなる障害・損害
等については、一切責任を負いません。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
1.6 連絡先
NIFTY-Serve ID : JCF00723
2 QA.exp 使 用 方 法
私は質問をしてその答えによって条件分岐する .bat を、よく作ります。
例えば、
echo off
:start
echo 何を起動させますか?
echo 1. VYエディタ
echo 2. 竹
echo 3. 3・2・1
echo 1 ~ 3で選んでください
BATCHKEY
if errorlevel 3 goto C
if errorlevel 2 goto B
if errorlevel 1 goto A
if errorlevel 0 goto end
goto start
:C
run386 test_321
goto end
:B
run386 test_tk
goto end
:A
run386 test_vy
:end
というようなもので、BATCHKEY はキーボードの入力を待って、入力された番号を
errorlevel に返すというコマンドです。
しかし、この .bat は CONSOLE.EXE や ORICON.COM 等のコンソール上でしか実行
できません。(TownsMENU からでも実行自体はできるが、表示が見えない)
FM TOWNS なのだから、TownsMENU から実行してマウスで選択したいと、思うのは
私だけでしょうか?
そこで、QA.exp の登場です。QA.exp は、TownsMENU から実行でき、マウスで選択
できますから、いちいちキーボードに手を伸ばす手間も省けます。
2.1 QA.expの使い方
RUN386 QA.exp -[オプション] [質問] [選択肢1]・・・[選択肢8]
・オプションについて
-m : TownsMENU上でマウスを使って選択する時。
-m または -m0 : 標準
-m1 : 太文字
-m2 : 斜体
-m3 : 影付き
-m4 : 縁取り
-m5 : 下線
-m6 : 上線
-m7 : 消し線
-m8 : 12ドットフォント <注意1>
[おまけオプション]
-c : コンソール上でキーボードを使って選択する時。
-high : 高速モード設定(TOWNSIICXのみ動作確認)
-low : 互換モード設定(TOWNSIICXのみ動作確認)
<注意1>プログラム手抜きの為、システムによっては16ドットフォントで
代用する場合があります。
・質問,選択肢の制限事項
質問,選択肢の文字数 : 全角25文字,半角50文字まで(16ドットフォント使用時)
全角,半角ともに45文字まで(12ドットフォント使用時)
選択肢は、8つまで。
・応答ファイルによる質問,選択肢の指定
質問,選択肢を応答ファイルにて、指定する事ができます。
オプションの後に、@[応答ファイル名] と記述してください。
例 run386 qa.exp -m8 @qa.ini
応答ファイルの書式は質問,選択肢1,選択肢2・・・の順に改行で区切ってください。
応答ファイルを使用したときでも、質問,選択肢は上記の制限事項に従います。
qa.ini を参照してください。
例えば、上の.batをQA.exp用に書き換えると
:start
run386 QA.exp -m8 何を起動させますか? VYエディタ 竹 3・2・1
if errorlevel 3 goto C
if errorlevel 2 goto B
if errorlevel 1 goto A
if errorlevel 0 goto end
goto start
:C
run386 test_321
goto end
:B
run386 test_tk
goto end
:A
run386 test_vy
:end
と、なります。
これをTownsMENU上から実行すると
┌─┬────────────┐
│ │ 何を起動させますか? ┃
├─┴────────────┨
│ VYエディタ ┃
├──────────────┨
│ 竹 ┃
├──────────────┨
│ 3・2・1 ┃
└━━━━━━━━━━━━━━┛
と、表示され、後はマウスで選択するだけです。
例えば、 『3・2・1』を選ぶと errorlevel に 3 が返されます。
左上のボタンは [取消] で、errorlevel に 0 が返されます。
2.2 QA.exp使用上の注意
・オプション -m を指定した時は、必ず、TownsMENU 上から起動してください!!
間違って、TownsMENU 以外から起動して画面が目茶苦茶になった時は、速やかに
ESCキーを押してください。QA.exp は一応終了します。
・TMENU と画面モードの違う CONSOLE 上や ORICON 上で起動する場合は、
オプション-c を指定してください。
・TMENU と同じ画面モードの cons30 や cons60, TOMCON.exe #7,
ARICON.com #8上では、多分、大丈夫です。
・手抜きでシステムによっては12ドットフォントが16ドットフォントで代用される
場合があります。
2.3 QA.exp のサンプル.bat icnShift.bat の使い方
QA.exp の使用例として、CD-ROM のアイコンと HD のアイコンを入れ換えると
いう .bat を紹介します。
HD で起動後に、フリコレCD を使おうと、ドライブ Q の アイテムウィンドウを
開いたはいいが、アイコンが 起動ドライブ のもので表示され、分かりにくいと
いう経験をしたことはありませんか?
icnShift.bat は、CD-ROM のアイコンファイルを HD にコピーして、
アイテムウィンドウのアイコンを CD-ROM のもので表示させるものです。
まず、HD 等の起動ドライブのルートディレクトリ(tmenu.exp や run386.exe,
towns.icnのあるディレクトリ)に、icnShift.bat と QA.exp をコピーします。
次に、TMENU 上から icnShift.bat を実行すると、
┌─┬───────────────┐
│ │ T-MENUのアイコン変更 ┃
├─┴───────────────┨
│ CD-ROMのアイコンに変更 ┃
├─────────────────┨
│ HDのアイコンに変更 ┃
├─────────────────┨
│ 変更しない ┃
└━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
と表示されます。
『CD-ROMのアイコンに変更』を選択すると、
起動ドライブの towns.icn は townsORG.icn とリネームされ、
CD-ROM 内の towns.icn が、HD にコピーされます。
このあとは、CD-ROM のアイコンによって、アイテムウィンドウが
表示されることになります。
元に戻すのも、同じで、icnShift.bat を実行し、
『HDのアイコンに変更』を選択します。
icnShift.bat を、アイテム登録しておくと便利ですね。
〔注意〕icnShift.bat の使用によって生じた、いかなる障害・損害等について
一切責任を負いません。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
3.1 最後に
QA.exp V1.0L18 は、フリコレ6の QA.exp V1.0L16 のマイナーチェンジ程度
なのですが、変更点を列記します。
・応答ファイル
質問,選択肢が長くなると、.bat が読みにくくなるうえ、MS-DOS の方の
制限もあるので、応答ファイルに対応しました。
・文字修飾機能強化
文字修飾が L16 より豊富になりました。(あまり使い道はない)
・12ドットフォント表示
HD から読むというドジな方法をとっているので、表示速度が遅い。
拡張ライブラリ I を使えば、メモリ上から読めるのに(笑)
・ワイド画面
12ドットフォント表示の時、質問もしくは選択肢が一定文字数以上に
なったら、画面がワイドになります。
・バクを取り除いた。
気が付いたバグについては、一応、つぶしましたので、QA.doc に書いて
ある使用法で、使う分には問題ないと思います。
隠し機能や、特殊な使用をした場合は、わかりません。
もし、バグがみつかりましたら、お知らせください。
・使用例が icnShift.bat に変わった。
──────────────
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